2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『塩の街』(有川浩)

もう一冊。とても面白かったので、続けて同じ作者の『塩の街』も読んで見た。 塩の意味は見当がついていたんだけれど、ホントにこのワンテーマで押し切ってきたね。 結末は、やはりこれもちょっと詰めが甘い印象。「自分はすごい」とあまりに主張しすぎ。語…

『空の中』(有川浩)

ASIN:4840228248 :image 読んでて感想を書いてなかった。 作者自身が「ラピュタのような」と書いているけれど、ジャンル分けすると航空自衛隊と怪獣ものと青春もの。青春ものに関しては「分かりやすい恋」で、多分こうなろうんだろうなぁ、という流れそのま…

『デルフィニア戦記』(茅田砂胡)

引き続き、異世界もの(?)。 アルスラーンの香りがする。実はすでに三巻目なのだが、感想は後日。

『泣き虫弱虫諸葛孔明』(酒見賢一)

読了。物語は、孔明がようやく出櫨したところで終わってしまう。「ここから赤壁とか馬謖とかあるのに!」と思わないでもないが、後半一気読みだったためだろうか、満腹感がある。たぶん、この物語は続く。続いているのだろう。 なんだか、いつまでも酒見氏の…

エレガント。

世の中には10種類の人間がいる。二進法が分かる者と分からない者だ。

『ライトノベル☆めった斬り!』のブックガイド。

計31冊。案外読んでる。 ベスト3は、『六番目の小夜子』《十二国記》『空の中』。 * 003 (1980-p122-d),《ダーティペア》高千穂遙(1980〜) * 005 (1982-p124-d),《キマイラ・吼》夢枕貘(1982〜) * 006 (1982-p125-e),《銀河英雄伝説》田中芳樹(1982〜19…

友人の薦めで読んだ

『短歌はプロに訊け!』の歌人の一人、東直子さんの日記がはてなにあることに気がつく。 わぁいわぁい。「さようなら窓さようならポチ買い物に行けてうれしかったことなど」の短歌で、どれだけ救われたことか。そしてこの短歌を何人の友人に紹介したことか。…

『泣き虫弱虫諸葛孔明』(酒見賢一)

を引き続き読み始めた。昨年末に読み始めたのだが、帰省にあいまって一旦置いていたものを再度読み始めた。一旦置いたものを読み始めるのは、最初に読み始めるときよりも、エネルギーが必要になる。 酒見賢一の小説は好きでよく読んでいるのだが*1、この小説…

『波のうえの魔術師』(石田衣良)読了。

第三部の語り口が、「現在から見た過去の物語(当時は……、ってやつ)」になってほっとする。ぼくは、登場人物に自分を重ねてこれからどうなるのかというスリルを楽しむよりも、結論は分かってそこまでの過程を楽しむほうに重点を置いているのだろう。 そんなわ…

年賀状の返信が

ぽつぽつ届く。今年はたくさん書いたものな。 しかし、「あんたそりゃ忙しいだろう」と誰からも認められている人ほど、年賀状が丁寧で詳しいコメントが入っているのはどういうわけだ。 忙しい人ほど仕事が丁寧、はぼくの中では勝ち組の法則と呼ぶ*1。つまり…

無事に過ぎて

はじめて分かる事のトップは、ぼくの中では、いまだに2000年問題。「結局何も起こらなかったじゃないか」と怒った人はホントにいるのかどうか。都市伝説?

『波のうえの魔術師』(石田衣良)

を読んでいる。パチプロで、「でも、この先どうするかねぇ」という青年がふと声をかけられた老人の導きで、投資をはじめる話。株取引を入り口にして、融資にまつわる話が始まったところ。バブルが始まったのが1985年のプラザ合意、はじけたのが1990年?政府…

あけましておめでとうございます。